冬

「氷雨の候という時候の挨拶の読み方と使う時期ってわかりますか?」

これ、私読めませんでした。そして使う時期も難しいですよね。春や夏に使う言葉ではないということぐらいはわかりますが・・・。

今回は氷雨の候という言葉を調べてみました。

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氷雨の候とは

センセイの画像

氷雨の候の読み方について

氷雨の候は、「ひさめのこう」と読みます。

氷雨を「ひさめ」と読むことは、初めての方はなかなか難しいのではないでしょうか。

氷雨は普段「こおりあめ」と読むことが多いですが、ここではきちんと「ひさめ」と読むことに気をつけましょう。

氷雨の候の意味について

氷雨の候は、「最近、冷たい雨が降ってくるようになりましたね」という意味になります。

氷雨という漢字を見ても、冷たい雨のことを指しているのかなと、多くの人は感じることが出来ますよね。

氷雨は夏の他に、冬の季語として使われる言葉です。冬に降る冷たい雨と言えば、みぞれやひょう、あられのことを指します。

冷たい雨と言っても想像しにくいという方は、これらを想像してみてください。二つの季語を持っている言葉として、認識しておきましょう。

氷雨の候はいつ使う?間違って使ってしまう時期は?

氷雨の候は、10月下旬から12月上旬までの間に使える表現となっています。

10月から使える表現ですが、氷雨には「晩秋から初冬にかけて降る冷たい雨」という意味があるので、一般的には11月に使うことが多いです。

晩秋とは寒露の10月8日からで、初冬は11月上旬から12月中旬あたりを指します。これを聞くと、11月が、一番「氷雨の候」を使うのに適した時期だと言えるでしょう。

冷たい雨だからと言って、雨が雪に変わりそうな12月中旬以降から使ってしまわないように、気を付けてください。

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氷雨の候と同じ時期に使えるオススメの時候の挨拶は?

氷雨の候と同じ時期に使える挨拶としては、「向寒の候」という言葉はどうでしょうか?11月上旬から12月上旬に使える言葉で、この時期よく使われる時候の挨拶だったりします。

他にも「落葉の候」など秋から冬にかけての情景を表す言葉もいいと思います。

氷雨の候を使った文例

手紙の画像

氷雨の候を使った個人宛に使う時の例文は?

・拝啓 氷雨の候、ご家族の皆様にはお変わりありませんでしょうか。
・拝啓 氷雨の候、〇〇様におかれましては健やかにお過ごしのこととお慶び申し上げます。
・拝啓 氷雨の候、○○様にはますますのご活躍のことと拝察いたしております。

氷雨の候を使った会社、団体宛に使う時の例文は?

・拝啓 氷雨の候、貴社におかれましてはなお一層のご発展のことと大慶至極に存じます。
・拝啓 氷雨の候、貴社ますますご発展のこととお慶び申し上げます。
・拝啓 皆様におかれましては健やかにお過ごしのこととお慶び申し上げます。

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