「立冬の候っていつつかうの?」
漢字を見れば冬に使う言葉だと思う方も多いと思いますが、「立冬っていつ?」と聞かれると意外と答えられない方もいます。
時候の挨拶は誤った時期に使ってしまうとせっかく心を込めた手紙でも霞んでしまうので気をつけましょう。
今回は時候の挨拶の「立冬の候」という言葉について調べてみました。
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立冬の候とは
立冬の候の読み方について
立冬の侯の読み方は「りっとうのこう」と読みます。
立冬はカレンダーに毎年書いてあり、非常に馴染みのある読み方でなおかつ音読みで読めば良いので、間違えることは少ないかと思います。
「りつとう」とまれに間違えてしまうこともあるようですので注意です。
立冬の候の意味について
立冬の侯とは冬の始まりの季節という意味です
。立冬とはずばり二十四節気のひとつで、その19番目にあたります。冬の始まりを表し、暦の上ではこの日から冬が始まります。
立冬は11月7日で、この日から大雪(12/6)の前日までを初冬といいます。ちなみに立冬はその年によって違いますが、2017年は11月7日となっています。
冬が始まる寒い季節ということですが、新暦と旧暦の差が1ヶ月ほどあるので、まだまだ寒さはあまり感じない過ごしやすい季節ですね。
立冬の候はいつ使う?間違って使ってしまう時期は?
立冬の侯を使う時期は、11月7日から11月21日までとなっています。
つまり立冬は11月7日であることから、そこから次の二十四節気である小雪が11月22日のため、その前日までの期間に使うことになります。
そもそも時候の挨拶は、二十四節気と深い関わりがあるので、迷った時には二十四節気をいれて○○の侯といったふうに使用することができて便利です。
逆に言うと、その期間を外して使うことができないので、必ずその年変動した二十四節気を調べて使う必要があります。
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立冬の候と同じ時期に使えるオススメの時候の挨拶は?
立冬の侯の時期のほかの挨拶としては「秋気いよいよ深く」「小春日和の今日この頃」「冷気日ごとに加わり」「落ち葉散りしゆく季節」などさまざまにあります。
もう少し近しい場合なら「肌寒い日が続きますが」などのようにいたわりの気持ちを入れてもいいと思います。
立冬の候を使った簡単な文例
立冬の候を使った個人宛に使う時の例文は?
立冬の侯の例文としては「拝啓 立冬の侯 秋風寒く感じられる今日この頃如何お過ごしでしょうか」や「立冬の侯 日増しに寒さが染み入る季節になりました」などといった少し具体的な寒さについて書く事で、体に気をつけてほしいという気持ちが伝わり安くなります。
立冬の候を使った会社、団体宛に使う時の例文は?
立冬の侯をつかった会社への例文としては「拝啓 立冬の侯、○○様にはますますご清祥のこととお慶び申し上げます」や「拝啓 貴社ますますご繁盛のことと大慶至極に存じます」や「拝啓 貴社なお一層ご活躍のことと拝察いたしております」などです。
立冬の候に関する他に書きたいことがあれば是非お願いします。
立冬の侯はこれまで使ったことのある時候の挨拶だったのですが、より深く知ることでこれからも使っていけたらと思いました。
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